EOS90Dを一年間使って分かったこと

決して安い買い物ではないカメラの買い物はよく下調べしてから買いたいものです。下調べの中で分かったこと、気が付かなかったこともたくさんあります。

Canon EOS90Dが我が家にやってきてから1年が経ちました。当時最善の選択と思っての購入です。かなり高い満足度ですが気に入っている点、いまいちな点をまとめていきたいと思います。

Canon EOS90Dって

世界のカメラメーカーCanon、数多くのカメラを発売しているメーカーなのはご存じと思います。まさにプロも使う一流ブランドです。その中でミドルクラスモデルとしての大人気シリーズがx0Dシリーズです。

70D,80Dとシリーズになっているのですが、今回の90Dは動画に対して強いアップデートをしました。4K対応なんて言うのもその一つです。

私がカメラを買う理由はきれいな動画を撮るためです。今回の強力なアップデートからCanonの本気をなんとなく感じこの機種にすることにしました。動画を撮る、その中でカメラ選びの大事な要素にしていたの自撮り可能なモニターでした。Canonの多くのカメラはバリアングルモニタを搭載しており、自撮りにはもってこいでした。

当然いいカメラを選ぶと価格か跳ね上がります。そんな中でも私にとって背伸びしたら買えるぐらいの金額でした。高いですがね、、、

満足しているところ

カメラについてそんなに詳しくない私ですが、だれが見てもわかる満足ポイントがあります。

それは画質が格段にきれい、ということです。コンデジやスマホのカメラも十分な進化をしていますが、やはりプロがなぜ一眼レフカメラを使うのかが実物を見ればはっきりとわかりました。

色見だとか、深みといったものは見た目でもわかりますが、写真を撮影した後に細かく色を見たときにむらやノイズが全然見られない。といったところもスマホとの違いだと思います。

満足しているところもたくさんあるのだけども

今回このカメラを動画をとるという目的で購入しました。自宅で据え置きで撮影する分には非常に満足した画質を生み出すことができます。

簡易的なスタジオの環境で、ピンマイクをつけて三脚を使った場合に非常に高い画質を生み出すのです。手持ちでの撮影はジンバルがない限りは手振れがひどくなってしまうので不可です。

この環境もそうなのですが、まずプロ仕様のカメラですのでいじれるパラメータ範囲が非常に多く結果として素人には高画質を生み出しにくくなると思います。雲泥の差とはこのことです。

もっと理解しておけばよかったセンサーサイズとEFマウントについて

私が不勉強だったのはセンサーサイズをEFマウントで売っているレンズについてです。

有名Youtuberさんのような動画がとりたいと思ってカメラを選んでいました。意外と90Dというのは選ばれていないということが調べるうちにわかったのです。人と被るのが嫌いな私はこれはいいとポジティブにとらえていました。でも後からそのからくりに気づくのでした。

一言に有名Youtuberさんのような動画といいましたが、それは言葉にすると、広角で狭い部屋でも隅々まで見える、カメラを操作しながらできるということ。そして、背景が適度にぼけていて自分自身にピントが合っているということなのだと思います。

そういった動画を撮るうえで90Dという機種は圧倒的に不利なのです。
それは、センサーのサイズが小さいということ、これは、広角にめっぽう弱くズームに強いということなのです。そして同時にボケみ(被写界深度といいます)にも大きく影響するのです。

でも広角のレンズを買えばいいんです。その条件に合うレンズを探して交換できる、それが一眼レフカメラの持ち味なのですから。
そう思って調べてみたらぶち当たる壁が、EFレンズでの広角のバリエーションの少なさなのです。

バリエーションも少なければ、目当てのレンズは高すぎる。途方に暮れるレンズ沼(ウインドウショッピング)の日々を送りました。センサーサイズが小さいということで、どのレンズも記載のmmよりもすべて1.5倍にしなければなりません。24mmのレンズでしたら36mmのレンズを使うのと同じなのです。
広角で撮りたいのに常に1.5倍に移るなんて不利でしかありませんよね。

これを解決してくれたのはGoProMAXでした。広角側をすべてGoProに任せるという発想の転換で何とか乗り越えました。

細かいところに手が届くのはもっと上位モデル

バリアングルモニタが付いているのでほとんどの方は気にならないと思いますが、我が家での使い方は、カメラのHDMIアウトからモニタに移すことで、自身の映り方を見るようにしています。
当初はモニタだったのですが、大きく見たくなったためです。
しかしこのような使い方をしたときに、バリアングルモニタのほうには何も映りません。
大きなモニタを見ればいいだけと思うかもしれませんが、モニタは遠くにありますし、ピント位置やメニューなどタッチパネルでの操作はすべてできなくなります。
上位の5Dはできると聞いて、商売という言葉を思い出しました

動画は30分で勝手に止まってしまいます。これはCanonさん独自の問題なのですが、大使的にならないと思ったら大間違い、動画の30分なんてすぐですし、こまめにそろそろ止めなきゃなとプチストレスがあります。

Log撮影というのも憧れました、カラーグレーディングの勉強をしたときにです。このカメラはいいカメラだから当然それぐらいできる!そう息巻いて調べていたのですが、結論できないと分かった時には買い替えたくなりました。

とはいえ、脱素人に向けた賢い選択でした。

先にも述べましたが、比較的動画よりも写真に特化をしていることには変わりありません。写真の基礎からしっかり学ぶ必要性というのをこのカメラを買ってしまった今としては日々勉強せざるを得ません。結果としてそれがよかったとも考えています。

また、新しいカメラが欲しいというのは結局のところロマンでしかありませんが、今はこのカメラを200%使いこなせるような大人になりたいと思います。

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